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電気産業

2012.02.06 08:00

2012年3月の電機業界各社の決算見通しが出揃った。

パナソニックは何と7800億円の赤字。

 

三洋電機の買収に伴う「のれん代」の減損処理という

特殊要因もあったが屋台骨もぐらつく金額である。

 

SONY2200億円、シャープ2900億円の赤字。

家電3社で損失は1兆3千億円。

 

①円高、②震災、③タイの洪水の影響、と説明されるが、

既に各社ともテレビ事業での消耗戦に過去3年厳しい状況にある。

最早、構造的な危機に直面していると言わざるを得ない。

 

 

世界の市場では、M&Aにより巨大化した韓国の

サムスン電子などに圧倒される。

 

日本の電気産業は大手8社。

M&A、再編が叫ばれて来たが、構造改革を先送りし

結局円安頼みに終始して全く実現されなかった。

 

 

それでなくともガラパゴス化が言われ、携帯端末などは

世界基準になく海外への展望は見えづらい。

 

当面、大幅なリストラ、再編などが打たれるだろう。

 

しかし、テレビからの脱却など、事業領域の再編成という

根本的かつ長期的戦略の転換に追い込まれた感は否めない。

 

日本経済を自動車とともに牽引してきた電気産業は

生き残りをかけ、大きな曲がり角に来たようである。

 

 

 

ネクスト経済研究所

斉藤 洋二

NO.34

 

 

 

 

 

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