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円売り介入

2011.11.02 08:29

10月31日(月)、円相場は75円台前半へと、史上最高値を更新。

 

これを受け、政府は79円20銭まで円売り介入を続けた。

推定介入金額は8兆円。現在は78円台前半。

 

 

大小の輸出企業からの悲鳴に、財務大臣はこの2ヵ月、

国際会議の場で円高に苦しむ日本の窮状を訴え、協調介入を要請してきた。

 

ただ目下の国際金融のテーマは「欧州の財政危機」への対応。

どの国からも円高とは認められず、協調介入への賛意は得られなかった。

 

どの国も、国内景気の停滞を受け、輸出を促進する為にも、

自国の通貨を切り下げたい誘惑にかられる。

 

しかしこれは近隣窮乏化策と言われ,安い商品を輸出し他の国の経済を疲弊させる。

国内の不景気を海外へ伝播させることになり,禁じ手と見られている。

 

 

現在の為替レートが円高かどうかについては議論が分かれる。

例えば購買力平価説によるビッグマック価格の比較で言うと

77円が適正レートになる。

 

 

現在の円高については、日本経済、株式市場が海外から評価されて、

と言う訳ではない。

 

あくまで、ユーロ、米ドルの避難通貨として、消去法の結果

円買いが強まっているのである。

 

欧州情勢は引き続き不安定、

米国は景気後退を受け金融緩和の見通しが強まっている。

 

円買い介入の続行も欧米諸国が良い顔をしないだろう。

輸出企業が期待する85円水準はとてつもなく遠い。

 

 

 

ネクスト経済研究所

斉藤 洋二

風の章3

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