ネクスト経済研究所|国内外の経済・政治・社会の方向性を洞察

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グレートローテ―ション

2013.03.17 15:00

ニューヨーク株式市場では、ダウ工業株30種平均が

17年振りの10日連騰を記録した。

 

週末は小幅反落したが、4週連続で上昇を記録し、

史上最高値を更新中。

 

17年前、即ち96年と比較すると、

①議会と政権が予算を巡り激しく対立していた、

②経済は回復軌道にあり、FRBも金融緩和をすすめていた、

というこの2点において同様である。

 

当時グリーンスパンFRB議長は、「根拠なき熱狂」との警句を発したが、

その後、インターネットなどの技術革新により、3年に渡り続伸した。

 

 

今回、米国の株高については、FRBによる3度に亘るQE政策の

緩和マネーによるもので、根拠が乏しいとの懐疑的な見方が強い。

 

しかし、年初の「財政の崖」問題を乗り越え、国債から株式への

「Great Rotation(大転換)の到来」との声も上がりつつある。

 

その背景には、「シェール革命」があり、安価なエネルギーが米産業の競争力を

高めることと中東依存の地政学リスクの減少への期待感がある。

 

2013年後半にかけ、FRBの出口戦略への議論が高まると予想される。

 

このような状況で、エネルギーの安価そして安定的な供給により、

インフレなき成長がもたらされるならば、低金利(高値)にある国債から

株式市場へのグレート・ローテーションの本格化と株価の更なる上昇の可能性が高まる。

 

 

ネクスト経済研究所

斉藤 洋二  NO.103

 

 

 

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NY株史上最高値更新

2013.03.07 09:24

米国のダウ工業株30種平均は5日、終値ベースで07年10月9日につけた

史上最高値を5年振りに更新した。

 

リーマンショック後、2009年3月の6500ドル水準の底値から始まった

粘り強い上昇で、金融危機に伴う損失分を完全に解消した。

 

 

米国の株価上昇については、シェールガス革命による生産コスト削減期待、

そして海外からの企業回帰、つまりオンショアリングの動きも後押しして

大手企業の復活の兆しがその理由として挙げられている。

 

しかし何と言っても3度に亘る量的金融緩和策による

緩和マネーの恩恵が大きい。

 

現実には、雇用情勢の改善の道のりは遠く、また財政削減問題など

解決のめどは立っておらず、熱狂なき上昇というところだろうか。

 

 

因みに、世界の株価動向を見れば、ドイツでは依然リーマンショック前を

若干ながら下回り、日本ではその水準から20%も乖離している。

 

今後、米国の株価上昇が実体経済を反映したものとなるか否か、

また各国への波及効果があるのかどうか注目される。

 

 

ネクスト経済研究所

斉藤 洋二  NO.102

 

 

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