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欧州懸念再発か?

2013.02.24 07:25

昨年夏以降、ECBによる国債買い取りプログラム(OMT)により

緊張が緩んだ欧州だが、先週はユーロの下落基調が目立った。

 

欧州委員会は22日、EU各国の経済見通しを公表し、

13年のユーロ圏成長率見通しをマイナス0.3%と下方修正した。

 

背景は、企業や家計へのタイトな信用供与、雇用削減、投資凍結で景気回復が後れるとのこと。

因みに 12年の成長率はマイナス0.6%、14年見通しは1.4%。

 

「金融市場の状況は改善しているが、信用の伸びはなく、経済活動の当面の見通しは弱い」とも指摘されている。

特に、失業率について、ドイツの5%台を除き、仏10%台、スペイン26%台と

ユーロ圏全体では12.2%に達する見込みで、労働市場の状況が懸念されている。

財政赤字削減では、スペインが、12年は(GDP比)10.2%、

13年は6.7%と改善が最も遅れる。

 

また仏も3.7%で、目標の3.0%を下回る見込みであり、更に自動車産業の

競争力鈍化により、その低迷が目立ってきており、仏の先行きに不安が高まりつつある。

 

唯一好調だったドイツは、11年こそ3%を上回る成長を示したが、12年は1%を割り込み、

自動車産業もVWの12年の決算を見ても、ポルシェなどの合併により販売台数こそ増えているが

息切れ感が目立ちつつある。

 

市場は早くもこの欧州の減速感を捉え、為替市場では

ユーロの下落が進みつつある。

 

今後については、週末(24日)に行われるイタリアの総選挙の

結果が注目される。

 

ネクスト経済研究所

斉藤 洋二  NO。101

 

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リスクオン

2013.02.04 04:16

「アベノミクス」に市場が直観的に反応して2月半を経過した。

 

15年も続いたデフレスパイラルが断ち切られ、景気もよくなるのではないか

との「期待」に、円は対ドル2年半ぶり、対ユーロは2年9か月ぶりの安値と

円安・株高が続いている。

 

今後財政政策、金融政策、為替政策の効果で時間を稼いでいる間に

どれだけ成長戦略が実現されるかが決め手となるだろう。

 

日本のこの円安の動きに海外から反発も出ているが、

実態はユーロ高、ドル堅調と世界的に市場が上昇基調にある所が大きい。

 

 

欧州ではユーロが対ドル1.36台と1年2カ月ぶりに安値をつけた。

 

欧州では流動性供給オペ(LTRO)の返済が始まり、

金利の先高感も出るなど相場を下支えしている。

 

一方、米国では週末の雇用統計が15万7千人、失業率7.9%と

まだまだ雇用改善は道は遠い。

 

しかし、FOMCで量的緩和の出口戦略が語られ始めたように

変化の兆しが見える。

 

 

従って米欧ともに昨年とは異なり明るい兆しが見えており、

市場にはリスクオフからリスクオンへとセンチメントが変化しつつある。

 

以上のように、「円安が悪い」というよりも、世界の市場が

上昇基調に入った事を起因とする市場変化という方が正しいかも知れない。

 

この状況がどこまで続くか。

その間に日本経済への「期待」が一歩でも実現される日が

近づいてもらいたい。

 

ネクスト経済研究所

斉藤洋二 NO.100

 

 

 

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