ネクスト経済研究所|国内外の経済・政治・社会の方向性を洞察

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ソニー

2012.06.25 06:00

テレビ部門の4年に亘る赤字により経営不振に陥っているソニー。

因みに株価は1000円を割り込み10年近く前の高値の1/10となった。

 

再生を目指して経営陣も若返り、ハード、ソフト、金融の

各事業部門の再編計画が練られている。

 

 

その1つとして、オリンパスに500億円を出資し筆頭株主となる。

 

オリンパスは、巨額損失により悪化した自己資本の早期回復が課題であり、

内視鏡を中心とした医療分野への進出を図る。

 

また、同社が苦戦するデジタルカメラの映像事業をも

テコ入れすを図る。

 

他方、次世代有機ELテレビの開発においてパナソニックとの

提携を発表した。液晶より高精細のパネルの生産を視野に入れたものである。

 

長年ライバル関係にある両社のテレビ分野での提携は初めてで、

その置かれた苦境と本気度が分かる。

 

 

以上2つの提携の話はソニーの回復の期待感を抱かされるが

この程度の事で、本格的に回復するのか?との疑問は拭えない。

 

金融部門とエレキ、ソフトのシナジー効果が出ない以上

業務分野の絞りこみなど、一段の根本的な再編が必要なのではないか。

 

ネクスト経済研究所

斉藤 洋二

NO.69

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ギリシャ再選挙の後

2012.06.18 05:00

ウクライナ、ポーランドで行われているサッカー欧州選手権。

ギリシャが決勝トーナメントに勝ち残った。

同国にとっては久方ぶりの朗報である。

 

と言っても、国内事情に改善はない。信用不安により、

欧州のみならず世界の市場を震撼させ続ける。

 

公務員が働かないことが問題視されるこの国。

選挙も出来ないのでは、と悪い冗談も飛び交ったが、ともかく再選挙が行われた。

 

 

この結果を受けて、再度組閣が試みられる。

そして6月末までに財政計画をEUに提出し、これを受けEUが支援を実行する。

この支援を受けて、ギリシャの資金繰りは回るという算段なのだが・・・・

 

果たして、新民主主義党(ND)主体の財政緊縮内閣が組閣されるか、

反EUを掲げる急進左派連合(SYRIZIA)の内閣ができ大混乱に陥るか注目される。

 

とりあえず、NDが勝てばユーロ買い、SYRIZIAが勝てばユーロ売りに

なるのだろう。

 

しかし、どちらの陣営が組閣をしても、今後EUとの交渉は困難を極める事は必至。

ギリシャに残された時間は余りなく、早ければ半年後にはユーロからの

離脱か、との説も現実味を帯びる。

 

今週は、G20、欧州財務相会議、FOMCさらには月末にはEUサミットと

重要会議が目白押し。すべてはギリシャの選挙結果を見ての動きとなる。

 

 

ネクスト経済研究所

斉藤 洋二

NO.68

 

 

 

 

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スペイン不安

2012.06.11 09:00

ギリシャに端を発した欧州の信用不安はついにスペインに波及した。

 

不動産バブルにより財務内容の傷んだ銀行の資本増強に窮した

スペイン政府が、EUに対し、最大10兆円の援助を申請し、承諾された。

 

スペインの金融機関は、中小の貯蓄銀行であるカハなど自己資本など

財務基盤が弱く、不動産融資の不良債権比率が急上昇し苦境に陥っていた事が背景にある。

 

EUによる欧州諸国への支援については、アイルランド、ポルトガル、

ギリシャに次ぐ4ヵ国目となる。

 

ただ今回の支援の特徴は、ギリシャへの援助が金融支援のみならず財政補填の

意味もあったが、スペインについては金融支援に留まることである。

 

 

ギリシャと異なり、スペインへは日本のGDPの1/5と大国。

財政不安の伝播はユーロ不安の増大につながるが、

今回ひとまず落着した事で市場センチメントは良化しよう。

 

 

ただ、週末17日には、ギリシャで再選挙が実施される。

 

その結果次第では、18日(月)以降、ユーロは次の

試練に直面する事は必至である。

 

 

ネクスト経済研究所

斉藤 洋二

NO.67

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